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2007年7月24日 (火)

ラッセル・クーツ BMWオラクルのCEO兼スキッパー就任

GGYCよりクーツのオラクル・レーシングCEO兼スキッパー就任が発表されました。また会見に先駆け、彼らは他の挑戦チームらとの会議ももったとのことです。

ラッセル・クーツはラリー・エリソンによってチームの新たなCEO兼スキッパーとして紹介されました。発表に際してはクーツのラッキーナンバー⑫の入ったチームウェアを準備するほどの周到さでした。クーツはエリソンとビジョンを共有できること、再び競技に戻れることの喜びを再三コメントしていました。

また会見の大半は、エリソンの独演会であったようです。
Sailing WorldやValencia Sailing等々のレポートを総合すると、
・SNGが先に発表したプロトコルはCNEVの資格問題も含め無効である。
・審判団の人選をSNGの裁量で決められること、防衛艇が挑戦者決定戦に出場可能となったこと、新ACクラスルールもSNG単独で検討を進められることから、現在のプロトコルはSNGにとって不当に有利な内容となっている。
・エリソンとしても、次回アメリカスカップにはより軽量な90ftボートがふさわしいと考えているが、その決定には挑戦者側の意見も取り入れるべきだ。
・エルネスト・ベルタレリとも連絡を取ったが、実りある会話とはならなかった。
・90ftマルチハル艇での挑戦表明は、SNGを交渉のテーブルに着かせるためである。
・もし法廷での判決により来年7月にアリンギとマルチハル艇で対決することとなり、かつそこでオラクルが勝利したら、その次のカップ(第34回)は2009年バレンシア開催となる。

ということで、いよいよクーツが現場に復帰します。
しかしバタワースを含め、彼の信頼する旧友達はアリンギに残ったままです(バタワースは第32回大会中もクーツと連絡を取り合っていたことを明かしています)。いずれにしろ2008年には"アクト"かマルチハル艇対決があるわけで、チーム作りは急務です。ディクソン同様CEOとして全権を任されたクーツがどのようなチームを作るか興味はつきません。

第31回大会に関する斉藤愛子さんのレポート(http://www.marine.co.jp/aiko/ac2003/1.html)によると、元々アメリカスカップに興味のなかったエリソンが挑戦を決めたのは、クーツがチーム・ニュージーランドを離れることを聞き、そんなことがあるのかと興味を持ったことが始まりだったとされています。そのクーツをついに我が物としました。
ディクソンを早々に切り、クーツを間髪入れずに確保するあたり、さすがに世界屈指の経営者は決定が早い!

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