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2007年10月22日 (月)

ギリギリの交渉②

さらにニューヨーク州最高裁判所での審問の前日、ACMはプレスリリースを発表しました。それは、法廷での審問が始まるギリギリ直前、米国東部標準時間の10月22日午前中にGGYC側と交渉を行い、最後の最後まで法廷沙汰となることを避ける努力を続けるというものでした。(http://33rd.americascup.com/en/index.php?idContent=23&idPage=1)

内容の要旨は下記の通りです。

これまでの数ヶ月に渡って、アリンギはBMWオラクルレーシング(BOR)との交渉を努力を続けてきた。しかしアリンギが問題を解決しようとするたびに、BORはラッセル・クーツを通して新しい要求を追加することにより、論点をシフトし続けてきた。それでもなお、アリンギは法廷での審問の前にニューヨークでBORとの交渉を持ち、ギリギリまで解決を試みることを提案した。これに対しBORが応じることを確認した。

アリンギはBORが訴訟を取り下げるよう、多くの努力をしてきた。SNGはチャレンジャーオブレコードのCNEVとプロトコルを見直し修正した。この時点でラッセル・クーツは、アリンギが先行して新艇のデザインを開始していないことを、挑戦者グループを通して確認するよう要求し、またアリンギがデザイン上のアドバンテージを持たないことを証明すればこの問題を取り下げると、少なくとも2つの挑戦チームに知らせていた。

アリンギは既にエントリーを表明した挑戦チームに新クラスの排水量と基本的パラメータを決定するように求め、挑戦チームはこれを行ったので、アリンギがデザインを先行できないことに満足した。それでもBORには充分でなく、彼らは排水量のパラメータの更なる分析を求めた。これはパラメータが信用に足るものであることを確認した他の挑戦チームのデザイナー達を信用していない行動である。

さらにBORはクーツを通して、それまで提起されていなかった新しいポイントを含む9件の質問を10月18日にアリンギへ送ってきた。これらのうちのいくつかは、公式にエントリーを認められた挑戦チームとの間で合意した第33回大会に向けてのコスト削減に関するプログラムと完全に反するものであった。

アリンギのデザインコーディネータ、グラント・シマーのコメント。「アリンギは他の挑戦チームたちと新クラスルールの策定作業中です。これは9月15日から始まり、挑戦チームたちもこのプロセスに満足していると言っています。依然議論されているいくつかの鍵となる問題はありますが、我々は10月31日の発表に向けて作業中です。もしBORが望むなら、このプロセスに参加することは大歓迎です。」

ブラッド・バタワースのコメント「我々は、コストを削減しながらよりコンペティティブな新ACボートを使用して、2009年大会をより大きく素晴らしい大会とするビジョンを持って進んでいる。これは余りに野心的過ぎるといわれるかもしれないが、我々は多くの案に取り組んでいる。我々はこれがBMWオラクルの最後の懸念事項だと信じたから、新しいクラスのデザインについて相談し、プロトコルを改正し、チャレンジャーチームに排水量を選ぶことも認めてきた。よって新クラスルールがまだ発表されていないにも関わらす、彼らはそのコンセプトをよく知っているし、排水量に合意するチャンスすらあった。だから私はBORと合意に達する充分な時間があり、彼らが提訴を取り下げ他の挑戦者チームとともにアメリカズカップを前回よりより素晴らしい大会とするよう我々を手助けしてくれると固く信じている。彼らのプレスリリースの前に我々が送った最後のメッセージは、法廷での審議の前に挑戦チームと我々双方にとってより良いイベントとできる何らかの合意に漕ぎ着けるため、ニューヨークで月曜の朝にプライベートなミーティングを持つことへの招待状なんだ。」

さて、法廷での争いを前に、双方の交渉はギリギリまで続けられそうです。
いずれにしても、米国東部標準時間の10月22日夜までには、大きな決定がなされるかもしれません。ここ数日は目が離せない展開となりそうです。

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