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2008年9月13日 (土)

一体どうなる?第33回アメリカスカップ

世界のセーリング関係のWEBも、しばらくオリンピック一色でしたが、それも一段落し、またアメリカズカップ関連のニュースが出始めましたので、少しずつお知らせします。。

話はやや前後しますが、8/22 Golden Gate Yatch Clubのサイトに、現在の混乱の履歴が、アップされました。

http://www.ggyc.com/20080822_BackgrounderMilestones.pdf

ここには、あの素晴らしかった32回大会以降何が起きたのか、時系列で整理されています。(ただし、あくまでオラクル側の主観ということになります。)簡単に要約すると、

2007/07/05 32回大会終了2日後、アリンギが新プロトコルを発表。しかし、かつてないほど防衛者に有利な内容として、数シンジゲートが反発。
2007/07/11 GGYCは、32回大会と同様の"相互同意"に基づく挑戦状をSNGへ提出。
2007/07/13 ルイヴィトンがスポンサー撤退を表明
2007/07/16 6チーム(ルナロッサ、マスカルゾーネ、アレバ、ジャーマニー、ニュージーランド、オラクル)は、アリンギがCNEVを挑戦者代表(チャレンジャー・オブ・レコード)に選んだことを非難する文書にサイン。1週間後には、ビクトリーチャレンジも非難文書に同意。
2007/07/20 GGYCはニューヨーク州最高裁判所へ提訴。
2007/10/22 ハーマン・カーン判事の下、開廷。
(2007/10/31 ACM/アリンギは、新しいアメリカズカップクラス"AC90"を発表)
2007/11/15-16 GGYCを中心とした大多数のチームからの和解案をアリンギが拒否。
2007/11/22 ACMが33回大会を2009年以降へ延期することを発表。
2007/11/27 ニューヨーク州最高裁判所は、GGYCを挑戦者代表として認定。(GGYC側の勝訴。)
2007/12/03 GGYC主催により、14の挑戦者チームが会合。従来どおりの大会運営への回帰を目的とした、"相互同意"に基づく大会の開催をアリンギへ呼び掛けるが、アリンギは拒否。
2007/12/10 エルネスト・ベルタレリはマルチハルでの挑戦を準備中であることを認める。
2007/12/29 アリンギが"相互同意"による挑戦を拒否したことにより、GGYCは贈与証書に基づく挑戦を表明(=90ftマルチハル艇による挑戦)。
2008/03/06 アリンギがGGYCによる和解案を拒否したことにより、次回大会が不当に延期されたとして、チーム・ニュージーランドがアリンギを提訴。
2008/03/17 ハーマン・カーン判事は、GGYCの挑戦を正式なものと認定。
2008/04/14 アリンギは、ニューヨーク州最高裁判所上告部へ控訴。
2008/05/12 ニューヨーク州最高裁判所は、次回大会を2009年3月に開催することを指示。
2008/05/13 アリンギは再控訴。
2008/07/29 ニューヨーク州最高裁判所上告部は、3対2の評決でCNEVを挑戦者代表として逆転認定。GGYCはヨットクラブとして実体のないCNEVが挑戦者代表として認定されるのは贈与証書の趣旨に反しているとして、即刻上告。控訴審の判決は2009年前半に言い渡される予定。

となります。

実際、これまでの流れによりGGYC、アリンギ双方がマルチハル艇での対決に向けて着々と準備を進めていました。一方、アリンギの意を受けて旧デサフィオ・エスパニョールを母体として急増されたCNVEは、現在も数名のスタッフしかおらず、ヨットクラブとしての実体がないことは事実です。

贈与証書は"ヨットクラブ"の定義として年度レースの開催を挙げており、これを受けてCNVEがOPディンギー(子供用)のレースを急遽年度レースとして認定した茶番は、以前にもお伝えしたとおりです。これまでの法廷での流れを受けて、その後CNVE自身挑戦者代表となることに努力を払っておらず、今年も今の所年度レースを含め、ヨットクラブらしい活動は一切見られていません。
それが急に逆転認定されたため、こちらも驚いているというのが実情でしょう。

この逆転判決を受けた現在の動向、今後の予定等々に関しては、また後ほど。。。

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