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2009年1月31日 (土)

ディーン・バーカー、遂にクーツを破る! ルイヴィトン・パシフィックシリーズ2日目

今日はニュースの多い一日となりました。

2日目を迎えたルイヴィトン・パシフィックシリーズ(Louis Vuitton Pacific Series) では、ディーン・バーカー率いるチーム・ニュージーランドがラッセル・クーツを擁するBMWオラクルと対戦し、遂に勝利を収めました。

一方遠く離れたスイス・ジュネーブのアリンギベースでは、予定通り次回第33回アメリカスカップに向けた新しいクラスルール、「AC33」が発表となりました。

「AC33」に関しては別途お伝えするとして、まずここでは今日のルイヴィトン・パシフィックシリーズの結果をお伝えします。

第1レース: エミレーツ・チーム・ニュージーランド ○ - ● BMWオラクル・レーシング

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http://race5.lvps09.com

Sali-World.comに詳しいレポートが掲載されていますので、バーチャルアイと共に見ることにしましょう。

Sali-World.com: Emirates team NZ takes crucial win over BMW Oracle Racing

プレスタートでの競り合いの後、バーカー率いるチーム・ニュージーランドは右海面を選択しました。その結果僅かながらも14秒リードで第1上マークを回航することに成功しました。

10~15ノットの南西風の下、バーカーはラッセル・クーツ率いるBMWオラクルの風下につけ、クリアウィンドを確保すると共にレースをコントロールします。しかし恐らくクーツの方がより良い風を掴んだ為、下マークにアプローチするとき、上マークで70m以上あったニュージーランドのリードは10m強にまで縮まっていました。ゲートではバーカーが右、クーツが左を選択し、両艇ほぼ同時に回航します。記録上はチーム・ニュージーランドが2秒、数mのリード。

続く風上航で南西風は一定せず、その度にリードが入れ替わるという、4レグで争われるレースの3レグ目にして、依然非常に接戦が繰り広げられました。双方マーク回航後そのままポートを伸ばしますが、左海面側を走るBMWオラクルはチーム・ニュージーランドのスターン目掛け、やや落し気味に走らせながらスピードを稼ぎ、両艇200mほど走ったところでオラクルは、20m以上、約1艇身のリードを築いていました。

しかしワイテマタ・ハーバーに近づくころには形勢逆転し、まずチーム・ニュージーランドがスターボーに返してBMWオラクルの航路を塞ぎます。これに対しオラクルはディップすることを決め、ニュージーランドに先行を許します。オラクルがスターボーへ返したときニュージーランドのリードは60m、ニュージーランドがタックバックし、次にミートしたときには100mまでリードが広がっており、容易にオラクルの前を切ることができました。この一連のタックマッチの結果、最終的にチーム・ニュージーランドは130mのリードを築き、上マークへ向けクーツがどう動こうとカバーできる位置を確保しました。

若干風がシフトしたためニュージーランドはポート・レイラインをやや行き過ぎてからタック、上マーク回航時には100m、20~22秒のリード。スピンを上げた段階でニュージーランドのリードは150m、もはや勝利はほぼ確実となりました。その後数度のジャイブの後、リードは175m(7艇身)まで広がり、最終的に27秒差でチーム・ニュージーランドの勝利となりました。

レース後BMWオラクルの使用したメインセールのバテンが1本折れていたことが判明し、これがオラクルの走りに影響したのではないかといわれています。

第2レース: グリーク・チャレンジ ○ - ● チーム・ショショロザ

http://race6.lvps09.com

昨日プレスタートでアリンギにぶつけてしまったギャビン・ブレディ率いるギリシャ・ニュージーランド混成チーム、グリーク・チャレンジですが、今日は逆にプレスタートで上手く立ち回り、ショショロザをペナルティに追い込みました。そのリードを最後まで守り1勝目。

第3レース: ダミアーニ・イタリア ○ - ● チャイナ・チーム

http://race7.lvps09.com

フランチェスコ・ブルーニがヘルムを執る新チーム、ダミアーニ・イタリアはスタート前のダイアルアップの末、チャイナ・チームをスタートボックスから追い出すのに成功し、あとは16ノットのパフを受けながらリードを守って勝利をものにしました。マッチレースツアーの世界チャンピオンに2度輝いたイアン・ウィリアムスにとっては手痛い2敗目です。

第4レース: アリンギ ○ - ● ルナ・ロッサ

http://race8.lvps09.com

このレースもスタートが勝敗を分けました。プレスタートのフェイントタックの応酬で、ホルムバーグの最後のフェイントを無視したアリンギのベアードは、ほぼ完璧なタイミングでライン中央からスタート切ることに成功しました。一方ホルムバーグのルナ・ロッサは、スタートの段階で40メートルの差をつけられてしまい、最後までこれを挽回することは出来ませんでした。やはりバタワースは老獪です。

今回のレースはショートコースで争われる為、スタートの遅れを取り戻すのは簡単でないようです。

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