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2009年3月 4日 (水)

BMWオラクルのモンスター・トリマラン、サンディエゴでのテスト第3フェーズ終了。

※この記事は2009年3月段階の情報であり、アメリカスカップの最新情報に関しては、当ブログのトップページ、或いは左に記載されている最近の記事をご覧ください。(2010年1月追記)

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アリンギが次回アメリカスカップへ向けた準備を着々と進める一方で、BMWオラクルもモンスタートリマラン"BOR90"の開発を進めています。

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Photo Copyright: Sail-World.com/Outside Images

BMW Oracle Racing: Successful conclusion to latest sea trials session in San Diego.

BMWオラクルによれば、正式に"BOR90"と名づけられたこの全長/全幅90フィートのトリマランは、現地時間の3月3日開発プログラムの第3フェーズを終了し、追加の改造作業に入るとのことです。

ジェームス・スピットヒル(トリマランプログラムの主任ヘルムス):「今日僕らは非常に有意義なテストセッションを終了した。お陰でこのとんでもないマシンを、もっと幅広いコンディション下でも、さらにパワフルでレスポンス良くするための色々な新しいアイデアが浮かんできたよ。」

ラッセル・クーツ(BMWオラクルCEO):「我々は開発状況に満足しているし、これから行う改造の結果、もっと速く、色々な状況にも対応可能なヨットになると確信している。」

「ともかく、近く予定されているニューヨーク州控訴裁判所の判決でゴールデンゲート・ヨットクラブが正統な挑戦者代表として認定された場合、我々は直ちにモノハル艇を使って複数チームが参加する従来通りのアメリカスカップ開催をアリンギと交渉するつもりだ。しかし、もしアリンギが交渉を拒否するなら、我々は贈与証書に基づいて、90フィートのヨットを使用した一騎打ちの準備に入らなければならない。その場合我々は今春後半、再びサンディエゴでのテストを再開する予定だ。」

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Photo Copyright: Sail-World.com/Outside Images

生憎チームのテストは平日に行われているため、私もサンディエゴに住んでいながら、このモンスターが帆走する姿を一度も見ることが出来ていません。しかし、今回の第3フェーズに入る前、マストはさらに高いものへ変更されたようで、夜間であっても対岸のコロナド島からはっきり確認できるほどです。

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Photo Copyright: Sail-World.com/Outside Images

とにかく見てください。このヨットは本当にもうバケモンです。これが沈でもしようものなら一体どんなことになるか・・・想像するだけでぞっとします。クーツらがライジャケ&ヘルメット着用で乗船するのも、当然のことでしょう。

こちらでは依然、ラリー・エリソンの本音はこのボートでトランスパシフィックへ出ることだというウワサが絶えませんが、こんなので外洋を走るなんて正気の沙汰じゃありません。まぁエリソンは並みの人間では理解できない人物なのかもしれませんが・・・

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