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2009年4月13日 (月)

アリンギとBMWオラクルに対する公開書簡

先週の金曜日(4月10日)のことですが、過去にアメリカスカップの保持者であった全てのヨットクラブが連名で、ソシエテ・ノーティーク・ドゥ・ジュネーブ(SNG)とゴールデンゲート・ヨットクラブ(GGYC)に対し公開書簡を送りました。(書簡の内容は現在ニューヨーク・ヨットクラブのウェブサイトで公開されています。)

Nyyc_open_letter_to_sngggyc

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ソシエテ・ノーティーク・ドゥ・ジュネーブ及びゴールデンゲート・ヨットクラブへの第33回アメリカスカップに関する公開書簡

これはアメリカスカップの生みの親であるロイヤル・ヨット・スコードロン、及び過去にカップの保持者であったニューヨーク・ヨットクラブ、ロイヤル・パース・ヨットクラブ、サンディエゴ・ヨットクラブ、ロイヤル・ニュージーランド・ヨット・スコードロンからソシエテ・ノーティーク・ドゥ・ジュネーブとゴールデンゲート・ヨットクラブへ宛てた公開書簡である。

我々は貴クラブに対し第33回アメリカスカップを公平なルールの下多数のチームが参加する大会とするべく互いに交渉することを促すため本書簡を作成した。我々は「贈与証書」に基づく(一騎打ちの)防衛戦ではなく、多数チームが参加する大会とすることこそがセーリング愛する多くの人々、そしてアメリカスカップを最も格式高い真の国際競技へ育てるため時間や富を費やしてきた多くの関係者たちの望んでいることであると信ずる。

現在の挑戦者と防衛者である貴クラブが、ヨット界及びアメリカスカップにとって望ましい形でのイベント開催へ向け互いの相違点を乗り越えることを、我々は祈っている。

ロイヤル・ヨット・スコードロン会長 アイリフ卿

ニューヨーク・ヨットクラブ会長 デイビッド・K・エルウェル・ジュニア

ロイヤル・パース・ヨットクラブ会長 マーク・フィッツハーディング

サンディエゴ・ヨットクラブ会長 R・アンドリュー・ラ・ダウ

ロイヤル・ニュージーランド・ヨット・スコードロン会長 スコット・コールブロック

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イギリスの名門新聞インデペンデント紙は、この公開書簡のことを同日付の電子版で取り上げています。

The Independent: Bertarelli under pressure to solve America's Cup debacle

インデペンデント紙はこの中で、アリンギが敗訴したこと、BMWオラクルはモンスタートリマランを準備しながらも多数チームが参加する形での次回アメリカスカップの開催を第1優先としていること、そして今回過去のカップ保持クラブが会長連名で事態収拾を求める書簡を送ったことを紹介し、アリンギのオーナー、エルネスト・ベルタレリに対する各方面からのプレッシャーが強まっているとしています。

一方の当事者であるBMWオラクルですが、チームのスポークスマンであるトム・イーマンがセーリング・アナーキーのACフォーラムにまで登場し、改めて多数チームが参加する形での次回アメリカスカップ開催への意欲を見せました。

これに対しSail World.comのグラドウェル記者の4月13日付記事によると、交渉は殆ど進展しておらず、むしろアリンギはマルチハル艇の建造を急いでいるということです。

Sail World: America's Cup - Off the Record: 13 April 2009

ホンマ頼むで、ベルタレリさ~ん

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