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2009年4月 5日 (日)

アリンギ、地獄へ落ちろ!- BMWオラクルの勝訴に対する関係者のコメント

今回の判決は現地アメリカでも報道されており、唯一の全国紙 USA TODAY (電子版)でもAP電として速報記事を伝えています。

USA TODAY: US club challenger for America's Cup

また今回の判決に対する関係者のコメントも各方面から出始めています。

まず敗訴したアリンギ(ソシエテ・ノーティーク・ドゥ・ジュネーブ:SNG)は、ウェブサイトに短いコメントを発表しました。

Alinghi: Statement from Societe Nautique de Geneve

「アメリカスカップは水上でこそ争われるべきであるというのが、我々の一貫した主張であった。

今日アメリカの法廷はゴールデンゲート・ヨットクラブをソシエテ・ノーティーク・ドゥ・ジュネーブに対する正当な挑戦者として認定した。

従って、我々は速やかにゴールデンゲート・ヨットクラブとレースの開催条件を協議するとともに、第33回アメリカスカップ防衛の準備に取り掛かる予定である。」

また同じく敗訴したデサフィオ・エスパニョール(クルブ・ナウティコ・エスパニョール・デ・ベラ:CNEV)も短いコメントを発表しています。

Club Nautico Espanol de Vela: CNEV and Desafio Espanol have received the news of the New York Court’s decision with disappointment.

「判決によりCNEVは挑戦者代表の資格を剥奪され、新たにゴールデンゲート ヨットクラブが正当な挑戦者代表として認定されることとなった。

今後の事態の推移を見極めるには、従来どおりのアメリカスカップ開催の可能性を示唆しているBMWオラクルが、カップ保持者であるアリンギと合意に達することができるかどうかを待たなければならない。

GGYCの主張を認めたニューヨーク州控訴裁判所の決定により、第33回アメリカスカップの行方はBMWオラクルとアリンギの協議結果に掛かっている。」

一方、勝訴したBMWオラクル(ゴールデンゲート ヨットクラブ:GGYC)側ですが、先のAP電によるとチームのスポークスマン、ジェーン・イーグルソンは数日中にコメントを発表するとしていましたが、今のところGGYCのウェブサイトに判決結果がアップされているだけです。

また、今回の判決に対するアメリカスカップ関係者のコメントですが、まずエミレーツ・チーム・ニュージーランドは、COOであるケビン・シューブリッジが記者会見を開き、下記趣旨の発言をしています。

NZ Herald: Future of Cup now depends on tycoons

「アリンギ、BMWオラクルの双方が協議による事態収拾を示唆しているが、過去の経緯から考えて合意に達する可能性は低く、多数チームが参加する形の次回アメリカスカップが2010年に開催されることは、まずないだろう。

かかる事態に対し、既にチーム・ニュージーランドはGGYCが勝訴した場合、或いはアリンギが勝訴した場合の双方シナリオを想定し対策を練ってきた。今年2月に開催したルイヴィトン・パシフィックシリーズもその一環であり、また今年のTP52サーキットにチーム・ニュージーランドとして参加する予算も確保済みである。よって、今回の判決により次回アメリカスカップが延期されるとしても、チーム・ニュージーランドが崩壊してしまうことはない。」

またチーム・ショショロザの代表、サルバトーレ・サーノは下記コメントをチームのウェブサイトに発表しています。

「私はニューヨーク州控訴裁判所の判決を歓迎している。ほぼ2年間も待たされた後、最終的な決定がなされたことは本当に喜ばしいことだ。

私は今回の評決は正しいものであると考えている。実際、CNEVを次回アメリカスカップの挑戦者代表に選んだことは、アリンギとアメリカスカップ・マネジメントの失敗だったと思う。

これでようやく前へ進むことができるわけだが、個人的には多数チームが参加できる次回アメリカスカップの2010年或いは2011年開催は容易でなく、2012年の開催が現実的な線だと考えている。現在我々は過去100年で最悪の経済危機に直面しており、スポーツイベントに対しスポンサーが戻ってくるにはもう少し時間が必要になるからだ。

このような状況下でもヨットレースを存続させる解決策を見出すことができるかもしれないが、それはアメリカスカップではないだろう。

ともかくこの経済危機で大荒れの海を乗り切るため、私は最大限の注意を払ってチームを導くつもりだ。そして再び海が穏やかになったとき、私はショショロザをより高いステージに導く準備ができているだろう。私はそのときを楽しみにしている。」

最も秀逸で笑ってしまったのは、マスカルツォーネ・ラティノの代表であるビンチェンツォ・オノラートが発表したコメントです。

Valencia Sailing: Vincenzo Onorato: Go to hell Alinghi

Mascalzone Latino: Onorato comments the sentence

「BMWオラクルの勝利とはハッピーだ。みなさん、ラッセル・クーツを前回のアメリカスカップから締め出し、史上最高のヨットレースを史上最高のヨットマン抜きで開催しちまったのは、ミスター・ベルタレリだったってことを忘れないでくれよ。アリンギも、そして今までベルタレリにゴマを摺ってきた汚ねえ連中も、みんなまとめて地獄へ落ちちまえ!

さぁて、NY州最高裁の判決に従いレースは海上へ戻ってくる。オレたちはオラクルとアリンギのモンスタートリマランによる今世紀最大のスーパーマッチを見ることになるだろうよ。”OK牧場の決闘”みてーなヤツをな!」

Vo_2

マスカルツォーネ・ラティノ代表 ビンチェンツォ・オノラート Photo Copyright: Mascalzone Latino

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