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2009年4月15日 (水)

GGYCの呼び掛けに対するSNGの反応

ゴールデンゲート・ヨットクラブ(GGYC)会長からソシエテ・ノーティーク・ドゥ・ジュネーブ(SNG)会長への書簡を、GGYCが米国西部時間の4月14日に公表したことは昨日お伝えしたとおりです。

これに対しSNGは同日クラブの副会長 兼 アメリカスカップ委員長であるフレッド・メイヤーから同クラブ員に対するメッセージ文をクラブのウェブサイトにアップしました。

SNG: Message de Fred Meyer, President du Comite America’s Cup

382

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親愛なるソシエテ・ノーティーク・ドゥ・ジュネーブ メンバー各位

第33回アメリカスカップを巡る直近の動向を皆さんにお伝えしなければなりません。

2年近くに渡りSNGとアリンギは18の挑戦チームと共に協議を重ね、まず最初にAC90、そして先日はAC33という2つの新しいアメリカスカップ・クラスルールを制定するに至りました。 また協議の結果、2010年5月開催の多数チームが参加する次回アメリカスカップの運営ルールも公布されました。

然るにニューヨーク州控訴裁判所は4月2日、クルブ・ナウティコ・エスパニョール・デ・ベラは挑戦者代表として不適格であるという判決を下しました。その結果ソシエテ・ノーティーク・ドゥ・ジュネーブは、全長全幅90フィートのマルチハルボートでの挑戦という条項を含んだ挑戦状に則り、ゴールデンゲートヨットクラブ(BMWオラクル・レーシングの所属クラブ)を挑戦者代表として受け入れざるを得なくなりました。

また同裁判所の判決に従い、SNGがクルブ・ナウティコ・エスパニョール・デ・ベラと策定してきた第33回アメリカスカップの運営ルールも無効となりました。

よって本日ソシエテ・ノーティーク・ドゥ・ジュネーブはゴールデンゲートヨットクラブに対し、彼らの挑戦を認めると共に第33回アメリカスカップの運営ルールを制定するため、彼らを協議の場に招待することを伝えました。

またアリンギ代表エルネストベルタレリも、BMWオラクル・レーシング代表ラリー・エリソンと直接顔を合わせて協議したいという意向を示しました。

今後の協議結果に関しましては、皆さんに逐次ご報告して参ります。

敬具

アメリカスカップ委員会 委員長

フレッド・メイヤー

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SNGへ宛てた対外文書を公開したGGYCに対し、あくまで自クラブ員へ宛てた内部文書を公開するという形でGGYCの呼び掛けに対応していることを公表するあたりが、アメリカ人の感覚からすると「ヨーロッパの連中は回りくどいぜ」ということになるんでしょうが、ともかくSNGも交渉のテーブルにつく姿勢を明らかにしました。

これに対し4月14日付の英国インデペンデント紙は、正確な日時は明らかにされていないが、エルネスト・ベルタレリ、ラリー・エリソンのトップ会談が来週ジュネーブで開催される見込みであると報じています。しかし同時にマルチハル艇の開発を急いでいるアリンギの動向から、情勢は必ずしも楽観できないとしています。

The Independent: America's Cup meeting planned

さて、どうなりますことやら・・・

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