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2009年7月29日 (水)

アリンギ5のエンジン撤去!

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第33回アメリカスカップ防衛艇であるアリンギのモンスターカタマラン「アリンギ5」にラダー操作やウィンチ操作を補助するためのエンジンが搭載されていることは、当ブログでもお伝えしたとおりです。

この動力搭載の事実を正当化するため、アリンギはISAFに対し、動力や可動式バラストの使用を制限した国際セーリング競技規則の条項を次回アメリカスカップへ適用しないよう画策していました。

BMWオラクルはこの事実をニューヨーク州最高裁判所に提訴し、開催されたのが7月21日の口頭弁論でした。

ちなみにアリンギもこれに対抗するため、挑戦艇の「船舶登録証」が依然提出されていないことを理由にBMWオラクルを失格とするよう同裁判所へ提訴したのでした。

従って、口頭弁論ではこの双方の事案について争われました。

約1時間に渡る口頭弁論で、シャーリー・コーンライヒ判事はアリンギに対し、ISAFとの協議にはBMWオラクルも加えることを求めました。また挑戦艇の「船舶登録証」が未提出の件に関しては、挑戦艇は依然完成していないというBMWオラクルの主張を認めました。

最終的な判決は来週早々に下される予定ですが、いずれにしろアリンギにとっては余り芳しくない内容となることが予想され、これを先取りする形で今回「アリンギ5」からエンジンが撤去されたものと思われます。

まぁ当然といえば当然でしょう。

さて今後の動向ですが、上記のごとく来週早々口頭弁論に対する判決(裁判所指令)が下されます。またアメリカスカップ開催6ヶ月前に公示することを求めた贈与証書の規定に基づき、8月6日にはアリンギから開催地が発表になるはずです。ただし、その場所がBMWオラクルにとって受け入れ難い場所(具体的にはバレンシア以外の北半球)である場合、再び法廷対決となることが予想されます。

まだまだ当分の間、動向を注意深く見守る必要がありそうです。

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