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2009年10月 9日 (金)

ラアス・アル・ハイマへの航空券を予約してはいけない - コリー・フリードマン

世界最大級のセーリング関連情報サイト「スカトロバット」でアリンギ(SNG)とオラクル(GGYC)の法廷闘争を長らく解説してきたニューヨークの弁護士コリー・フリードマン氏が、中東ラアス・アル・ハイマ(RAK)でのアメリカスカップ開催に異議を唱えたGGYCの提訴に関し新たな解説を寄稿しています。

Scuttlebutt News: Don't book your flight to RAK yet

この記事の中でフリードマン氏は、まず満載水線長等、計測手順で挑戦者を失格にしようとするSNGの法廷戦略は矛盾だらけで、必ずしも勝利が保証されたわけではないが、GGYCが有利であるとしています。

一方開催地の選定に関して、今回GGYCの主張は以下の2点を指摘しているとしています。

  • ラアス・アル・ハイマでの開催は贈与証書に違反している。
  • ラアス・アル・ハイマでの開催は治安面でも大きな問題がある。

この内、贈与証書に関するフリードマン氏の意見は明確で、2月に開催する場合GGYCの合意なき限りSNGは北半球を開催地として選択できず、唯一GGYCが合意し得る例外がバレンシアであるというものです。

治安に関しては、ドバイやアブダビ等、他のアラブ首長国連邦の地域と異り、ラアス・アル・ハイマはイランに近すぎる為、BMWオラクルのようなアメリカを代弁するかのごときチームは”ジハード”の対象に充分なりえる。その上でフリードマン氏は、仮にテロリストがSNGのメンバーを拉致するような事態となったとしても、スイス政府とイラン政府の間で外交的に解決される可能性があるのに対し、もしGGYCがテロの対象となった場合は、軍事作戦に発展するほど事態がこじれる可能性があるとしています。

従って、スイスとは全く異なるアメリカの中東における立場を勘案すると、開催地を巡るSNGのゲームはヨットレースどころではない方向に進む可能性があり、全く馬鹿げているとしています。単に海面が穏やかで風の弱い場所が必要なら、もっとまともな場所があったはずだと・・・

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