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2009年11月 9日 (月)

「BOR 90」ハードセイルとアリンギ/オラクル直接交渉の続報 & ルイヴィトン・トロフィー・ニース 2日目

ブログ主とんべえの興味は、昨日サンディエゴでベールを脱いだ「BOR 90」のハードセイルと、今日ニューヨーク州最高裁で明らかにされるアリンギとBMWオラクルの会談結果の方へ完全に向いています。

まず、「BOR 90」のハードウィングセイルですが、チームの公式ブログに最終組立作業の様子が動画とともに紹介されています。

BMW ORACLE Racing Blog: Wing shakeout to continue into Monday

このブログの記事によると、このハードウィングセイルの組立作業は日曜深夜から月曜にかけ夜食をとりつつ行われているそうです。

テクニカル・ディレクター ミシェル・マリーのコメント:「ウィングは今日(11月8日)の午後初めて全体が組み立てられたんだ。ロフトの外へ出すのに備えて、持ち上げなければならなかったし、明日月曜はウィングを形にするための全てのシステムをチェックするのに全力を挙げなくてはならない。」

ショアチームによってウィングが組み立てられる一方で、セーリングチームは如何にしてハーバーから出艇するか、シミュレーションを行っていたということです。

ミシェル・マリーのコメント:「ウィングを上げた状態でハーバーから出艇するのは、間違いなく容易じゃないよ。だから、どういった方法がとれるか、実際に現物を見て感触をつかみたかったんだ。」

実際のところ、ボートのメインセイルであるこのウィングを上げたまま、多くの大型艦艇やプレジャーボートが往来するサンディエゴ湾を通過して湾外へ出るのは簡単ではないでしょう。実際ソフトセイルの時も、基本的に湾内ではセイルを上げませんでした(スピードが出すぎてしまう為)。よって、その辺りはちょっと工夫が必要でしょう。一体どういう方法を取るのか、ウィングがもう少し形になったところで、現地まで見に行ってみようと思います。

一方、週末を掛けて行われたSNG/アリンギとGGYC/BMWオラクルの直接会談ですが、GGYC/BMWオラクルのスポークスマン、トム・イーマンが発表したコメントによれば、残念ながら(予想通り)合意に至らず、依然協議を続行中ということです。

GGYC: Statement on Hearing by Expert Panel and Negotitions in New York

いずれにしろ交渉の結果に関しては、同時に行われた三名の陪審員による”賢人会議”の結果と合わせ、米国時間の本日(11月9日)コーンライヒ判事へ報告されるということですので、新たな情報が入り次第、お伝えしたいと思います。

さて、こうなるとオマケですが(頑張って闘っているセーラーの皆さん、ゴメンナサイ!)、ルイヴィトン・トロフィー・ニース・コートダジュールの方は、現地時間の11月8日大会2日目を終え、エミレーツ・チーム・ニュージーランドとアルテミスが勝利を収めました。

AC艇を使用したイベントに対してはニューカマーとなるアルテミスですが、ポール・ケイヤードとテリー・ハッチンソンという実力者コンビのハンドリングにより、危なげないデビューを飾ったようです。

ということで、ハイライト映像はこちらです。

また、各レースの詳細はこちらです。

Match 1: Emirates Team New Zealand d. ALL4ONE by DNF

Emirates Team New Zealand picked up its second win in as many matches when ALL4ONE was forced to drop out of this morning’s first match. After rounding the leeward gate ALL4ONE’s mainsail fell when the webbing holding the head of the sail to the halyard lock failed. The boom caused superficial damage to the starboard side steering wheel when it fell on it. Team New Zealand had led the match from the start and was approximately 40 seconds ahead at the leeward gate moments before the mishap. Team New Zealand completed the course unchallenged and upped its score to 2-0.

Match 2: Artemis d. Team Pages Jaunes, 2m:17s

The Swedish team Artemis, led by Americans Paul Cayard (skipper) and Terry Hutchinson (helmsman), scored its first point of the regatta by a comfortable margin. Team Pages Jaunes (née Team French Spirit), skippered by veteran Bertrand Pacé made it easy for Artemis by being OCS at the start. Later on the first beat Team Pages Jaunes sailed into a massive hole on the left side of the racecourse and was making only 5 to 6 knots boatspeed while Artemis was sailing at 9 knots. The Swedish-flagged team quickly increased its lead to more than 300 metres and was never threatened again.

気温が上がらず安定した海陸風が得られないため、この日も第3レース以降はキャンセルになりました。

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