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2010年2月 7日 (日)

【速報】 第33回アメリカスカップ直前情報!

日本は既に夜が明けているので今日ですが、アメリカ西海岸は現在2月7日(日)午後です。よって、こちらからは明日となる2月8日(月)、遂に第33回アメリカスカップが開幕します。

これまで散々揉めてきた計測は、現地時間の2月6日(土)に行われました。実際に計測で何が起きたのか一切伝わっていませんが、防衛艇「アリンギ5」、挑戦艇「USA」共に、大きな問題なくクリアした模様です。

そして、両艇は翌2月7日(日)最終確認の為、各々早朝からバレンシア沖に出艇しました。

まず、2月7日の「アリンギ5」の様子はこちらです。

続いて、同日の「USA」の様子はこちらです。(メニューバー直下にBMWオラクルのライブストリームが埋め込まれていますが、その下の"zerogradinord.it"のロゴが出ている画面が2月7日の映像です。)

zerogradinord.it: AMERICA'S CUP, USA LAST TRAINING

ちなみに昨日、スピットヒルでもコステキでもクーツでもない、この人が「USA」のステアリングを握っている姿が見られたということです。

また、2月7日レース委員長ハロルド・ベネット立会いの下、防衛者ソシエテ・ノーティーク・ドゥ・ジュネーブ(SNG:アリンギの所属母体)会長ピエール・イブ・フェルメニッヒと、挑戦者ゴールデンゲート・ヨットクラブ(GGYC:BMWオラクルの所属母体)会長マーカス・ヤングの両者が揃ってコイントスを行い、BMWオラクルがスターボードエントリーを得ています。

33rd America's Cup: BMW Oracle Racing enter on starboard

なお、セーリング・アナーキーのACフォーラムに寄せられた情報によると、SNG会長フェルメニッヒは余りコイントスをしたことがないらしく、ベネットに表か裏かを尋ねられたとき、「スターボー!」と答えたそうです

さて、モンスターマルチハル同士で争われる本大会では、通常通りのスタートエントリーを行うと、両艇の相対速度が50ノット近くまで上がり非常に危険なため、ピンマークの風下にマークボートM4を置き、このM4と本部船との間でエントリーラインを設定することになっています。

Si_33rd_ac_start_3   

その為、ポートエントリーのボートは、かなり風下からエントリーすることになります。なお両艇がエントリーした後、M4は速やかに移動しエントリーラインは解消され、本部船とピンボートで作られるスタートラインがアクティブになります。

この変則エントリーの結果、両艇の間には従来より大きなルームが空くため、スターボードエントリーの優位は小さくなる代わりに、両艇とも安全にスタートできると、エド・ベアードがアリンギの公式サイトで解説しています。

Alinghi: Race course review: the pre-start

また、2月5日のプレスカンファレンスにおいても、ジェームス・スピットヒルが「マルチハル艇はタックロスが大きいので、双方ともダイアルアップのリスクを取り難い。よって、通常のマッチレースのスタートとは大きく異なる様相になるだろう」と発言をしていました。

また、贈与証書の規定に従い、初日と3日目(必要な場合)のレースは、片道20マイルの上下コースとなります。

Si_33rd_ac_race_13

その結果、レースエリアが非常に大きくなること、さらにボートスピードが非常に速いこと、ことから、スピットヒルは「スタート後、恐らく両艇は大きく離れる展開となるだろう」と語っています。

従って、スタートもレース展開も、我々が見慣れたマッチレースとは、かなり掛け離れたものになりそうです。

さて、話は前後しますが、2月6日夜、現地では華やかなレセプションパーティが行われました。その模様を zerogradinord.it がレポートしています(このときはクーツも閉め出しを食わなかったようです)。

zerogradinord.it: America's Cup, party-time

さらに大会開幕前夜、アリンギは「アリンギブランド」のファッションショーを行ったということです。

Alinghi: Alinghi collection on display in Valencia

Created with Admarket's flickrSLiDR.

う~ん、ウェアはアリンギの勝ちですかね・・・

さて、気になる現地の天候ですが、天気予報によると安定した南風が期待できそうです。

Vlc_wind_020810

一方、バレンシア・セーリングは以下のとおり報じています。

Valencia Saling: Latest wind forecast - Sunday 8:17pm UTC

  • 当初西寄りの弱い風が入ると見られ、20マイルのコース設定に加え、安定した風を求めるため、コミッティはバレンシア東方のかなり沖合いへ移動を強いられるであろう。
  • その頃には、新たに南からの風が入り始めると見られる。
  • 状況が安定するまで、コミッティはスタートを延期する可能性もある。

Wind_forecast_day_1__0817pm__7_feb_

ともかく、予告信号は現地時間2月8日AM10:00(日本時間PM6:00、米国西海岸時間AM1:00)です。

風の女神は、このエゴ対決にどのような判決を下すか。それに対しセーラーたちはどのような闘いをみせるか。

世紀の対決まで、あと数時間です!

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