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2013年7月の記事

2013年7月30日 (火)

ところでアリンギは?

閑話休題、かつて王者の名を欲しいままにしたアリンギの近況が入って来ました。

40フィートレーシングカタマラン「エクストリーム40」を使用したサーキット「エクストリーム・セーリング・シリーズ」の第5戦ポルト大会で、惜しくも優勝は逃したものの、アリンギは最終日までその存在感を示したようです。

ちなみに、ポルトでは普段自らヘルムをとるオーナー、エルネスト・ベルタレリではなく、かつてマキシでブイブイいわせていたモーガン・ラーソン(アメリカ)が舵を握っていました。

かつてのエド・ベアードもそうでしたけど、”USA”を背負うオラクルに殆どアメリカ人がいない一方で、ライバルアリンギのヘルムをアメリカ人が握っているというのは、なんとも皮肉ですね。

元々アリンギはマルチハルがお家芸なんだから、変な意地張ってないでアメリカズカップに参戦すれば良いのに・・・って、前回の経緯を考えるとムリ??

以上、本日の小ネタでした。

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2013年7月28日 (日)

がんばれ、ルナロッサ!

うーん、今日も結果は同じでしたが、ルナロッサは少しずつ良くなっていると思います。

ラウンドロビン5 第1レース: ルナロッサ(S) ● - ○ エミレーツ・チームニュージーランド(P)

今日は15ノットでスタートし、徐々に20ノットへ風が上がるコンディション。風向はいつもどおりゴールデンゲートブリッジ方向から吹き込む南西風。

まずチームニュージーランドがポートエントリー、30ノットオーバーのスピードでルナロッサの前を切りラインから離れます。ルナロッサもジャイブでニュージーを追い、ジャイブ&タックを挟みながら、上手くニュージーを自艇の上に追いやります。そして、ほぼイーブンスタート!…とここまでは良かったんですけど。

スタート直後の加速とピッチングを見ると、やはりキウィの方が一枚上手でした。

しかし、今日何よりも高く買いたいのは、ルナロッサのヘルムス、クリス・ドレイパーが見せた積極性です。スタートでキウィを追い出し、ときとして反対のコースを取るなど、可能性を探る姿勢が見えました(まぁ、あれだけ差があると勝負掛けざるを得ないんでしょうけど)。

なす術なく7分もの大差が開いた前回に比べると、今日のタイム差は3分。まだまだニュージーランドのスターンは遠いですが、この差を少しでも詰められるよう、次回も頑張ってほしいものです。

一方のチーム・ニュージーランドは、前日の単独レース(依然アルテミス欠場中のため)で、普段トリマーとして入っているオーストラリア人グレン・アシュビー(北京オリンピック・トーネード級銀メダル)にヘルムを任せる余裕を見せていましたが、今日はエース、ディーン・バーカーが復帰、磐石なレース運びを見せました。

ホント強いっす。

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2013年7月24日 (水)

女神の帰還。

アルテミス2号艇、走り出しました。 きれいにフォイリングしてます。

がんばれー!

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2013年7月23日 (火)

なす術なし。

ルナロッサからみると、正に「なす術なし」といったところでしょう。

ラウンドロビン4 第1レース: エミレーツ・チームニュージーランド(S) ○ - ● ルナロッサ(P)

今日は前回よりやや軽風の西南西14ノットのコンディションでした。

ここまで、エミレーツ・チームニュージーランドのボートはどちらかというと強風向きで、ルナロッサにチャンスがあるとすれば、軽風下と言われてきましたが、コンディションにかかわらず、ニュージーランドが速いことが証明されました。

LV Cup - Race 10        ITA      NZL

Distance Sailed (km)   34.923    35.191

Average Speed (kts)    21.99     24.41

Max Speed (kts)         36.60     41.16

消極的なスタートといい、あがらないスピードといい、ルナロッサの元気のなさが目立ちます。スキッパー、マックス・シレーナのコメントも、なんともビミョ~。

「軽風でも、キウィがあんなに速いのを見せられたのにはガッカリした。残りのレースでギャップを埋めて闘うためにも、新しいダガーボードでのテストを楽しみにしてる。まだ諦めたわけじゃない。」

実は、ここまで手の内を隠しているだけで、ルイヴィトンカップの決勝になったとたん、速くなったら驚くけど・・・

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2013年7月21日 (日)

これがウィングセールの底力か!

7月7日に開幕したルイヴィトンカップも、今日がラウンドロビン3の最終戦。

AC72を建造し、ここまで残った挑戦者3チームの内、アルテミス(スウェーデン)は5月の転覆事故で1号艇を大破、依然2号艇の準備が整わず欠場中。ルナロッサ(イタリア)は安全対策に伴うルール変更に抗議して、初戦をボイコット。唯一エミレーツ・チームニュージーランド(ETNZ)だけが初戦から皆勤賞で、着々とポイントを重ねています。

こうした状況下、今日は7月13日以来2度目となるAC72同士の対戦となりました。結果は前回同様ETNZの勝利となりましたが、彼らの底力を前回と異なる形で世界に見せ付ける、驚くべきレースとなりました。

ラウンドロビン3 第3レース: ルナロッサ(S) ● - ○ エミレーツ・チーム・ニュージーランド(P)

今日のコンディションも前回同様、風速15~20ノットの南西風。まず ETNZ がルールに従い、先にスタートボックスへエントリー、続いて10秒後にルナロッサがエントリー。前回と異なり、両艇ともラインから一旦離れますが、まず後続のルナロッサがラインへ戻ります。続いてETNZも舳先をラインへ向け、フォイリングしながら猛然とルナロッサに襲い掛かります。そして、ルナロッサをラインへ押しやりながら、絶妙のタイミングでスタート。

レース序盤、ルナロッサは前回より安定感を増している感じで、先行する ETNZ に対し積極的に仕掛けますが、ジャイブロスがやや大きく徐々に離されます。

ドラマは最初の風上航の半ばで訪れます。順調にレースをリードする ETNZ のジブハリヤードが突然破損、ジブが落ちてきます。ここで ETNZ はジブをダウン、海中に投棄してレースを続行(ジブはチェイスボートが回収)。

ルナロッサにとって千載一遇のチャンス!…と思いきや、ETNZ のスピードが殆ど落ちません。ヘッドセールなしで見事なフォイリングを見せながら、リードを広げ、最終的に2分19秒差でルナロッサを破りました。

とにかく、ヘッドセールがないにもかかわらず、ボートスピードが殆ど変わらない。しかも、ヘッドセールを持つルナロッサが全く追いつけない。恐るべき底力を見せ付けました。

このシーンをみて、ブログ主のとんべえは、BMWオラクルの「USA」がレース途中からヘッドセールを下ろしながら、易々とアリンギの「アリンギ5」を破った第33回アメリカズカップの第1レースを思い出しました。

Gmrac33d1_0773

Photo Copyright: Gilles Martin-Raget/BMW ORACLE Racing

当時の解説によれば、ウィングセールは極めて効率が良いため、ヘッドセールは必ずしも必要でなく、むしろヘッドセールなしのほうが低ドラッグで走れるということでした。

さて、今回も圧倒的なパフォーマンスをみせたキウィセーラーたち。このまま大きな波乱もなく、ルイヴィトンカップを勝ち取り、"史上最強のセーリングチーム"を自称するオラクル・チームUSAと闘うことになるのか? 或いはルナロッサかアルテミスが、一矢報いるのか?ルイヴィトンカップはまだまだ続きます!

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2013年7月16日 (火)

AC72とカイトサーフィンがガチ勝負!

やっぱりレースは競争であって、単独走を見ていても、いまひとつ気持ちがノッてこないので、AC72同士の対戦がないときは、小ネタでつなぐことにします。

さて、オラクルのAC72がカイトサーフィンと競争しました。

かたやアメリカズカップ・ウィナー、ジミー・スピットヒルがヘルムをとるオラクル・チームUSAのAC72!

こなたSUPサーフィンの世界チャンピオンで、プロカイトサーファーでもあるカイ・レニー(若干20歳!)

スタートはゴールデンゲートブリッジ、ゴールはアルカトラズ島!

勝敗は如何に!

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2013年7月13日 (土)

チーム・ニュージーランド圧勝!AC72初対決。

ついにAC72同士が対決!

ルナロッサの大会復帰を受けたルイヴィトンカップのラウンドロビン2 第1レースは、下馬評どおりエミレーツ・チームニュージーランドの圧勝となりました。

ラウンドロビン2 第1レース: エミレーツ・チーム・ニュージーランド(S) ○ - ● ルナロッサ(P)

ゴールデンゲートブリッジ方向から吹き付ける、16~18ノットの西南西風を受けながら、まずルナロッサがポートタックでスタートボックスへエントリー。続いてルールに従いチーム・ニュージーランドが10秒後にスターボードタックでエントリー。

ルナロッサは、そのままポートでニュージーランドの前を切り、しばらくスタートラインから離れた後、タックしてラインへ。

ルナロッサを追ってジャイブしたニュージーランドは、戻ってくるルナロッサの下でタック、ダイヤルアップへ持ち込み、完璧にルナロッサをコントロール。そのままリードを保ちながらスタート!

・・・と、マッチレースらしかったのはここまで。あとはチームニュージーランドの一方的なレースとなりました。フィニッシュ時のタイム差は5分23秒。競技規則によりタイムリミット5分とされているため、記録上ルナロッサはDNFとなります。

AC72同士の初対決となったこのレース、ボートスピードの差はともかく、両チームの安定感の差が目についたように思います。特にフォイリングしたまま、バシバシとジャイブを決めるニュージーランドのパフォーマンスは、ルナロッサのそれを確実に上回っていました。

次回はルナロッサの巻き返しを期待したいですね。

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2013年7月12日 (金)

Born in the USA?

今日は少し口直し。

さて問題です!

オラクル・チームUSAのセーリングチームには、24名の腕利きセーラーが在籍していますが、その内米国人は何名いるでしょうか?

正解はこちら↓

オラクル・チームUSAのヘルムス、ジェームズ・スピットヒルが facebook でシェアした動画です。

しっかし、ルナロッサのセーリングスーツ、めちゃSFチック。

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2013年7月11日 (木)

イアン・マレーの安全提言は却下! ルナロッサはレースに復帰。

第34回アメリカズカップのレース運営組織:アメリカズカップ・レースマネジメント(ACRM)の合意の下、国際セーリング連盟(ISAF)が指名した国際ジュリーの裁定が下されました。

結論は、「ACRMのレガッタ・ディレクターであるイアン・マレーが、大会公示(Regatta Notice) 第189号で出場各チームに指示した安全のためのAC72クラスルールの変更は無効」というものです。

以下が今回の国際ジュリーの判定文書の全文です。

ここには、エミレーツ・チームニュージーランドとルナロッサがイアン・マレーの安全提言、及び大会公示第189号に対し不服を申し立てた経緯、オラクルやアルテミス、さらに米国沿岸警備隊(日本の海上保安庁に当たる)といった関係者への事情聴取結果、さらには本裁定の根拠となる「贈与証書」から第34回アメリカズカップの大会議定書(プロトコル)の関連条項まで延々と記載されていますが、肝心なのは22ページ目の数行だけです。

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DECISION AND ORDERS

186. Regatta Notice 189 has the effect of changing the Class Rule and is therefore not in accordance with Protocol Article 4.3(k). The Regatta Director is ordered to withdraw RN 189.

裁定 及び 指示

186. 大会公示 第189号はクラスルールを変更する効力を持っており、大会議定書 第4.3条K項に違反する。従ってレガッタ・ディレクタは大会公示 第189号を取り下げること。

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大会議定書 第4.3条K項には、「ACRMは大会議定書に沿った規則を発行することができるが、それら規則は同じく議定書の13条に規定された文書の内容まで変更できない」と書いてあります。議定書 第13条については、あとで述べるとして、では大会公示 第189号に何が書いてあるかというと・・・

「アルテミスの転覆事故を受けた是正処置の一環として、米国沿岸警備隊に(例の37か条からなる安全提言を含む)競技安全化計画を提出した。(法令順守を規定した)大会議定書 第16条と(大会運営の規則書を定義した)大会議定書 第13.2条に従い、AC72のクラスルールを変更する」とされています。

この際なので、第34回アメリカズカップの大会議定書もアップしておきます。興味のある方は第4.3条K項と第16条、第13.2条をご参照ください。

ちなみに第13.2条には"第13.1条を見ろ"と書いてあり、第13.1条には、この大会議定書より「贈与証書」が優先されると書いてあります。アメリカズカップの憲法である「贈与証書」については、2009年8月10日付の当ブログに詳しく記しているので、興味のある方はそちらもどうぞ。

とまぁ、ここまできて何が問題かというと、要はクラスルールの変更が問題なのです。ということで、今度はAC72のクラスルールを見てみましょう。

問題は、クラスルールの第4条にあります。

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4. AMENDMENTS

The AC72 Class Rule may be amended at any time by unanimous consent of Competitors still competing and the Regatta Director, except that:

(a) at any time the Measurement Committee, with the approval of the Regatta Director, may amend the AC72 Class Rule with respect to media requirements; and

(b) prior to March 1, 2011, the Measurement Committee, with the approval of the Regatta Director and a majority of the Competitors, may amend the AC72 Class Rule in any respect.

4. 修正

AC72クラスルールは、以下の場合を除き、参加中の競技者およびレガッタ・ディレクタによる全会一致の合意がなければ修正できない。

(a) レガッタ・ディレクタの許可の下、計測委員会はメディア関連のAC72クラスルールを修正できる。

(b) 2011年3月1日までは、レガッタ・ディレクタと過半数の競技者の許可の下、計測委員会はAC72クラスルールのいかなる項目も修正できる。

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ということで、いかにレガッタ・ディレクタといえども、全参加チームの合意がなければ、クラスルールの変更はできないことになっているのでした。今回チーム・ニュージーランドとルナロッサは、正にこの点を突いてきたのです。

今回の裁定の結果、クラスルール変更を伴うラダーエレベータの面積や深さ、対称形といった安全規定は撤回され、ルナロッサはめでたくレースに復帰となりました。

で、これからどうなるかというと、2つの懸念が指摘されています。

1. 沿岸警備隊の許可が撤回されないか?

そもそもイアン・マレーはアルテミスの転覆事故を受け、上記ラダーエレベータの安全規定を含む37か条の安全提言を米国沿岸警備隊に提出し、大会開催の許可を得ていました。今回その安全提言の一部が撤回されることになるので、これに対し沿岸警備隊がどう判断するか、現時点では不明です。最悪大会の中止を命令される可能性もないとはいえません。

2. "不安全な"ラダーエレベータの復活

今回の裁定を受け、ラッセル・クーツはオラクルも安全規定に捉われない新しいラダーエレベータを装備すると同時に、ルールを巡るドロドロした争いが復活するだろうと facebook 上でコメントしています。

今回は久し振りに長文となってしまいました。

アリンギとオラクルの法廷闘争以来、こういったゴタゴタになると俄然ノリノリになるブログ主とんべえでした。

ようやくアメリカズカップらしくなってきたと思いません?

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2013年7月 9日 (火)

ラダーの何が問題なのか?

アルテミスレーシングが第34回アメリカズカップのレガッタディレクターであるイアン・マレーの示した37項目の安全提言に異を唱え、ルイヴィトンカップの開幕戦をボイコットしたことは、既にお伝えしたとおりです。

最大の争点はラダーに取り付けられたエレベータ(昇降舵)に関する安全規定とされています。そこで、マレーの提言に何が書いてあるのか、見直してようと思います。

上記のごとく、ラダーに関する規定は、マレーの提言のほぼ最初に出てきます。

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1.3 ラダーエレベータ

a) ラダー当たりの最小面積は 0.32m2 であること。

b) ラダー間における最小深さは 2.1m であること。

c) エレベータの最大翼幅は 1.4m であること。

d) ラダーエレベータの平面形状は対称形であること。またヨットの最大幅を越えてもよい。

e) エレベータの調整は予告信号まで許される。

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この安全規定は、エレベータの機能を拡充すると同時に、帆走中に破損するトラブルを避けるため、エレベータの強度を確保することを目的としていると言えます。

まず、安定翼であるエレベータの最小面積(0.32m2より大きくなければならない)と最小深さ(2.1mより深い位置になければならない)を規定することにより、エレベータの安定翼としての機能向上が図られています。

また、最小面積を規定する一方で最大幅を規定することにより、エレベータには一定以上の翼弦長(翼の前後長)が確保されることになり、強度の向上が図られます。

対称形であることは、エレベータの中央に支持体であるラダーが位置することを意味し、これも強度の点で有利になります。(下の動画で、元々オラクルがレースに使用するつもりであった非対称形のエレベータと、規定に沿って製作された対称形のエレベータが出てきますので、是非見比べてください。)

最後に調整が予告信号まで許されることとなったので、スタートギリギリまで、コンディションに合わせたアジャストが可能となります。

一方、今回規定によりエレベータは大型化するため、ドラッグ(抵抗)も増大します。その結果、特に軽風下でのボートスピードにマイナスとなる影響を与えることになります。

その為、基本的に同じデザインのボートでありながら、軽風下でしかチーム・ニュージーランドに勝てないといわれているルナロッサにとっては、大きな問題となっているのです。

バレンシア・セーリングによる取材映像で、ラッセル・クーツ自らがラダーエレベータの効果について説明しています。このなかでクーツは、エレベータの面積が大きいほど安定度が増すため、より安全な方向となるが、当然ドラッグは大きくなると語っています。

ISAFが指名した国際ジュリーによる裁定は、今週中ごろに出る予定です。もし満足のいかない裁定が出た場合、ルナロッサのオーナーで、プラダの会長であるパトリッツィオ・ベルッテリは今大会からの撤退を示唆しています。

さて、どうなりますやら。

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2013年7月 7日 (日)

ルイヴィトンカップ開幕! 初戦はニュージーランドの不戦勝。

ついに第34回アメリカズカップへ向けた挑戦者選定戦、ルイヴィトンカップが開幕しました。

しかし、先にお伝えしたとおり、国際ジュリーの裁定を待つルナロッサがレースをボイコットしたため、今日の開幕戦はチーム・ニュージーランドが単独でレースコースを帆走、不戦勝を収めました。

America's Cup: Kiwis streak around racecourse

ともかく今回が72フィートのモンスターカタマラン「AC72」による初の公式レースとなりました。

アメリカズカップ・レースマネジメントの発表によれば、チーム・ニュージーランドの AC72 は約16ノーティカルマイルのコースを46分27秒で走り切り、途中42.8ノット(79km/h)の最高速をマークしたということです。

今回、ルイヴィトンカップからアメリカズカップまで、全レースがアメリカズカップ公式YouTubeチャンネルでライブ配信され、また録画も視聴可能です。

開幕戦の録画映像をリンクしておきますので、まずはご覧ください。チーム・ニュージーランドは恐ろしく速いスピードと安定したフォイリングを見せています。ハイテクカタマランでのレースには依然賛否両論ありますが、このハイスピードな帆走シーンは、もはや見逃すことができない存在ですね。

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2013年7月 6日 (土)

ルナロッサ、ルイヴィトンカップ開幕戦をボイコット!

Luna_rossa_2013_2
Luna Rossa Challenge 2013: Luna Rossa will not race against Emirates Team New Zealand on the 7th of July

アルテミスレーシングの事故に端を発した安全規定問題が解決していないため、ルナロッサチャレンジは、7月7日に予定されていたルイヴィトンカップの開幕戦に出場しないことを正式に発表しました!

今回の声明によると、ルナロッサは国際ジュリーの裁定を待つということです。

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2013年7月 5日 (金)

第34回アメリカズカップ公式プログラムがスタート!

現地時間の7月4日(米国独立記念日)、ついに第34回アメリカズカップの公式プログラムがスタートしました。

初日のアメリカズカップパークのオープニングに引き続き、2日目はプレスカンファレンスとAC72によるスピードトライアルが予定されていましたが、強風のためトライアルは中止になっています。

問題となっているラダーの件も含め、色々と映像がアップされていますので、順次ご紹介していきます。

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